きの暦(Kino-Goyomi) 社畜だって季節を楽しむ丁寧な生活がしたい

会社に半日居る毎日だけど、自分の時間を大事にしたい

平日のご褒美 社畜生活に彩りを添える水無月アレンジ

6月30日といえば「夏越の祓」
この日に水無月という和菓子をいただく風習は、西日本、特に京都の文化だそうです。

大阪出身のゆきちに話したところ、「知らなかった!文化が違うからかな」と驚いていました。
生まれも育ちも関東の私からすると、関西はひとくくりに「西」なんですけれどね。笑
地域ごとの文化の違いって、本当に奥深いし、おもしろいですね。

 

私がこの水無月に出会ったのは、おそらく10年ほど前。
読んだ小説が切欠だったように思います。
当時はなかなか見つけられなくて、和菓子屋さんを何軒もはしごした記憶があります。
今では百貨店で食べ比べセットまで用意されているようで、便利な世の中になったものだと感心します。

 

 

「諦め」を「工夫」に変えてみる

とはいえ、水無月は繊細な生菓子。
日持ちがしないのが悩みの種です。
会社を退社する頃には百貨店も贔屓の和菓子屋さんも閉まっていて、これまで何度も「仕方ないか」と諦めてきました。

 

「社会人だから仕方ない」
「大人になるってこういうこと」
——そんな風に、我慢を重ねてきたんです。
でも、たくさん残業して、お金と疲労ばかりが溜まっていく中で、ふと「何のために働いているんだろう?」と、張り合いがなくなる瞬間がありました。
少し大袈裟かもしれませんが、日々の潤いは本当に大切だと気づき、自分の「こうしたい」という気持ちを大切にすることに切り替えたんです。

今回も「半休にしちゃおうかな?」なんて考えていたら、まさに「天啓」が舞い降りました!

 

それは、叶 匠壽庵(かのうしょうじゅあん)さんの「夏の玉露地」

 

この季節限定で、冷やしていただくと、わりとさっぱりとした口当たりが魅力のお菓子です。
柔らかいお餅の上に、艶やかな小豆が乗っているんです。
早速週末に店頭で求めて、冷蔵庫で冷やしておくことに。
これで準備万端です!

 

f:id:kinonikki:20250701232915j:image

 

そして迎えた6月30日。
冷蔵庫から取り出した「夏の玉露地」に、包丁を斜めに入れてみました。
これはもう水無月

 

水無月は、氷室の氷を模したと言われるお菓子。
だから、ういろうでなくても、こんな風にアレンジしてもいいと、自分に都合よく解釈しました。笑
良いんです。
縁起物だからこそ、自分が心から満足できて、美味しくいただければそれで良いのです。
大納言も小豆の一種ですから、きっと厄除けになってくれているはず。

 

 

「脱社畜」を目指して、せめて19時には帰宅し、心身ともに健康的な生活を送れますように。そんな願いを込めて、美味しくいただきました。
遅い時間だったので、はと麦茶。

 

f:id:kinonikki:20250701232947j:image

 

 

時間がない日でも、ちょっとした工夫次第で、季節のイベントを心ゆくまで楽しむことができました。

 

今年も後半戦。
こんな小さな工夫を大切に重ねて、美味しいものをたくさんいただいて、幸せな日々を送りたいと願っています。

 

きの